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Familiar Hour Project
Diary From Berlin

Date M/16Apr 3:00pm W/17Apr 8:00am〜12:30pm
Name of School Grundschuleam Brandwerder
Address Spandauer Str. 8613591 Berlin
Person To Contact Ms Dorothee Lorenz
# of Participants 22 students
 
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ドロシアに会ったのはズー駅のカフェで、イカロススクールのアンネに送ってもらってからだったけど、その前から凄く親切に私のホームステイや他の学校の先生に連絡を取ってくれていたので「どんなひとなんだろう」と結構きになっていた。会ってみると小柄な上品な感じの人で、名前だと、海外の人の名前はつい、若めの人を想像してしまうのだが、全然年上の人だった。イカロスの人も、このドロシアも凄く親身になって色々動いてくれていたので私は凄く助かっていた。お話もそこそこ、観光名所に連れていってくれて、ピカソの作品が豊富な美術館に連れていってもらった。そのままドロシアのうちに泊まらせてもらい、弁護士のご主人がご飯を時間を掛けてていねいに作ってくれて、(毎日毎食ご主人が作られるそうだ)ピーナッツソースのとり肉と野菜のボイルした大変ヘルシーなものをごちそうになった。お話ていると日々テキパキと色々な事をしているのが伺えた。体育の教師の女の人系なサバサバ感と形容したら分かりやすいだろうか。和やかに話を勧めつつ、お願いした事は微細に渡りきちんと叶えてくれる。私はこの人がいるお陰で随分助かった。この人にイタリアまで電話を掛けてもらってジョンさんと言う小学校の先生にまでコンタクトを取ってもらい、(時間がなくて今回は参加できないってものだったけど)自分のつたない英語をここまで理解してくれてなおかつ、こんなに親切に事を運んでくれる人が居なかったら絶対に実現できない。学校の廻る順番を無駄なく勧めてくれたり、(ベルリンは広いのだ)空港の側のホテルを私の言った値段の所で探してくれているし、ほとほと頭が下がる。ありがとうございます。彼女のクラスのワークショップがはじめてのベルリンワークショップだったのだが、こちらは生徒だけの22人のもので、はじめの方だったので、フレームの作り方や、流し込み方等で自分でも忘れているものが多々あり、ドロシアがひとり奮闘する場面も見受けられ、ちょっと申し訳ないかなと反省しつつ休憩時間にはソーセージを食べて(ドイツでは休憩時間にソーセージとかプリッツエルがあったかくして売っていました、ちなみに1ユーロ)生徒さんと「日本では何がどうなっているか」等のQ&Aをしながら進んでいった。このくらいの人数の方が実際にちゃんと人とコンタクトを個別にとれる。作るのが早い子や、やたらに遅い子、遠くから人を見ているけど最後の方で自分のメールアドレスを伝えてきたり、なんか色んな子がいて面白かった。「馬画好きですか?」と聞かれても、ちょっと私の日常とは掛け離れているので答えずらかったけど、ワークショップはこの時は4時間あまりにも及んで終止動き回って結構はーどだった。夕方にももう一個ワークショップがあるので気力を溜めておかないととお昼ご飯を食べたり、電気やさんで変換用差し込み口を探しに出掛けたりしてイカロス小学校に送ってもらった。どうでもいいことですけど昨日のアンネの車も、ドロシアの車もベンツです。始めてベンツに乗りましたが2日間の移動が皆ベンツ。結構楽しい。イカロスの学校に着いたら、皆凄い準備の入り用で、ドロシアもちょっとびっくり、私もびっくり。あんまりお別れも出来なかったのでもう一回帰る前に泊まらせてもらう事で再会する約束をして別れた。後日談:再会した時にもやっぱりドロシアはやさしくて、ご主人と仲良くご飯を食べたり、おしゃべりをするのが楽しそうだった。パッキングや、帰りの準備の為にあまりお話出来なかったけど、再会出来て良かった。きっとまたやり取りしましょうと約束した。あたたかいです。
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Date M/16Apr 12:00pm W/17Apr 4:30pm〜6:30 pm
Name of School Ikarus-Grundschule
Address 12107 Berlin, Koertinstr.45.
Person To Contact Mrs. Kristina Iyilikci
# of Participants 45 Pairs
 
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まずここに到着してからすべでが始まった。クリスティーナと、アンネという先生がケアしてくれたのだが、ここに来てから他の学校のまだ決まっていなかった事を電話で聞いてもらった。キャンセルになった学校や詳細を決めていなかった所、そんな感じの所を全部電話で話し合って直ぐに決めてくれた。しょっぱなからドイツ人のコーディネート能力に脱帽。(このコーディネーション能力はのちのち経ってもつくづく感心する)ミーティングと言っても殆どここの人は自分で実際にフレームを作って自分達なりの作品として捕らえていてくれていたので、説明もいらず、もはやワークショップを行なうのみになっていた。 翌日のワークショップは凄い人だかりで、新聞記者さんまで呼んであるし、部屋も3つに別れて、行程別に人が戸惑う事なく制作を行っていった。完璧。感激。親子の表情も良くて、和やかなワークショップだった。ビデオを取ったり、写真を取ったりしながらインタビュー等にも応えつつ、フレームの作り方や、質問等に答えながら全体的に動いていけた。(新聞記事参照)その晩は先生方に夕食までごちそうになってイリチさんちに泊めてもらった。何にも問題のない、類稀なる完璧なワークショップ。こんなワークショップが全部だったらさぞ素晴しい物になるだろう。それもこれも、先生方の私が来るまでに統べてやってもらったワークショップの準備のおかげだろう。本当に感謝。後日談:帰国前日、約束どうりイリチさんのお宅にもう一泊泊めてもらった。手を脱きゅうして、お昼ご飯もとらずにベルリン中の荷物を纏めていてくれたのはこの人だ。なんだか、腰も痛いらしく、それでも「20キロの荷物を作るわ」と決めると、本当にその数にぴったりの箱を作る。お陰で、かなり送料も安く済んだ。本当に暖かい人だ。その晩、マダガスカルからイギリスに着いた娘さんから丁度電話があって、ご夫婦で喜んでいた。「彼女のスペイン語は完璧になっているわ」完璧になっているのが判るくらいイリチさんもはなせると言う事なのだろうか、ご主人はドイツ語のみのようだが、彼女は英語も話せるし、他の言語もできるらしい。素晴らしい。人間も素晴らしい。彼女にお礼のメールを書いたら「どうか、その元気の良さを世界中に振りまいて下さい」とお返事を頂いた。私は、ここでとても元気だったらしい。風邪を引こうが、なんだろうが、とにかくやり切ろうと思っている。ベルリンの最後の夜にここでこうして安心できるのもイリチさんや他にも凄く協力してくれた先生のお陰だ。ベルリンとミラノでは結果がとても違うし、それが面白く現れてくるように慣れればいいと思う。
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Date M/18Apr 10:00am W/19Apr 3:30pm〜5:00pm
Name of School Dunant-Grundschule
Address 12163 Berlin, Gritznerstr. 19-23
Person To Contact Ms Kristina Hoff Hursen ribnann
# of Participants 50 pairs
 
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このチームは開催までに連絡が全くこない上に、「問題はない」とのみ伝えられるものの、「その時間は既に他のチームで塞がっている」と伝えても「変更は出来ない」とのお返事のみ。一体全体何がどうなっているのか全く見えていなかった。しかしながら出掛けてみるときちんと準備らしきものはそれなりにされており、その担当者と実際のメールのやり取りをしていたロナルドなる人物(結局会ってない)はメールのみの転送係の人だったみたいで、計画実行責任者はホフさんと言う女性だった。アーティストのご主人の協力のもと地道にプリントを配ったり、(このプリントの文句がまた泣かせる程素晴らしかったので、やっぱりアーティストが中に介在するとこういう話って通じ易いよなあと感激した)学校全体に呼び掛けてその数は今回のベルリンの中で一番おおきいチームになっていた。全日のミーティングで重なっているもう1つのチームとの時間調整の為にどうしてもひとり私を送ってくれる人が必要な事と、私は最後まで携れないこと、この作品を最後はどう扱って欲しいかとうの打ち合わせを済ませ、校庭やクラスのなかに残っていた生徒に「明日はなるべく早く来るように」とのアテンションを呼び掛け、別れた。翌日3時過ぎに体育館でビデオの設定等をしようとして早く出掛けたら既にご主人と準備を始めており、このアーティストのご主人は写真撮影係で世界地図のバックを既に置き、そこに各家族を呼んで写真を撮って(ちゃんと写真チェック表のようなものまで作成してある。完璧)いくのだと言う。見てるとポーズも私の意図どうり、なんか素晴らしい。ちょこちょこと人が集まってきて、何となく始まりだした。定規の代わりに7cm、9cm、12cmの紙を切ってあるものや、きちんと見れば判るように箱の組み立て方等、私がなんにもいらない程皆きちんと整えてあった。そして、ぼちぼちやりはじめるものの、はじめの混乱はいつもの事で、皆からやり方を聞かれ、走り回り、どこからともなくあらわれるカメラを持った人にインタビューをされ、つたない英語で答え、かと思うとその学校のデストリビューターなる人が現れ、独訳するから英語でこの計画の主旨を話せと言う。「ええ??話さないとダメなのお?」と聞くと皆一同に「当たり前だろう」と大きくうなずき、「私達はお金も労力もこうしてあなたの計画の為に払っているんだから話す義務があるのは当然だ」と大きく傾かれ、こうなったらって開き直ってとにかく話した。日本語だって説明すると難しいのに「誰か私の書いたプリントを読んでくれればそれで済むのに、と思いながら頑張って話すものの、多分殆ど判ってもらえず、デストリビュータの女の人が多分に創作してくれて豊穣な計画として話を膨らませてくれた事だろうと想像する。話したからと言って特になんかの反応がある訳でもなく、人々はおおにして自分達の作る牛乳パックの方ばかりに気をとられていた。その方が幾らも気楽で良いんだけど、その言葉の終わりと、ソーシャルワーカーさんからのインタビューでもう既にタイムアップだった。しかしながら作品はきちんと届けられているし、終わり良ければ全てよし。そんな印象でした。
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Date M/19Apr 9:00am
Name of School Reinhardswald - Grundschule
Address Gneisenaustr. 73/7410961 Berlin
Person To Contact Ms Brita Knoblich
# of Participants 20 students
 
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ドロシアから「この学校はなんか間違って作っているらしい」と聞いていたのでイカロスの開催場所に来てもらい、作品を見せてもらった。それは単に牛乳パックを裏返した所に色んなものを書いたり、張り付けたりカラフルで楽しそうなんだけど「他の所と大きく明らかに違う」と、ちょっとどうしようか迷ったけど、取りあえず後日クラスに伺う約束にして別れた。金曜の朝に彼女のクラスを訊ねて、またまたちびっ子Q&A大会になった。裏でこそっとブリタに「日本語でおはようはなんて言うの?」って聞かれて「おはようだよ」って応えたら「子供達にはコンニチワで教えちゃったからコンニチワで通してね」って言われた。そこは多分、参加している中で最も小さい人達のクラスなんだけど、「彼女は本当に若く見えるわ」と言われてしまい、一寸一瞬素になってしまった。ブリタも良い人で、余りにも違い過ぎるので折角作ってもらったけど持って帰る事は出来ない、でも、もし出来たら7月頃までに作り直して日本に送って欲しい、そうしたら展示には間に合うからと言うと、「じゃあそうするわね」と言ってくれたのでホッとした。翌日は夕御飯を食べる約束をして別れた。(余談:今回の旅行ではあんまり観光らしい事をしている暇がなく、週末に建築が凄いと評判のジューイッシュミュージーアムに連れってってもらった。確かにへんてこな建物で、でも、中身はさほど深刻なものや痛ましいものはなく、あんまり長居はしたくない感じはしつつも長居しても気分が変にならないで済むようなこじゃれたものになっており、引き合いに出すのもなんだけど、原爆ドームとかにいると30分以上いたら泣かない人間はいないンじゃないかと思わせるような圧迫感はないベルリンの観光名所の重要箇所をになっているようだった。その日はスペイン料理屋さんでブリタにお魚とご飯をごちそうになった。最後の最後まで人にお世話になりっぱなし。甘えっぱなしだ。今回の担当してくれる人は今ん所全員私より年上だ。ブリタもうちの母と同い年だ。翌日も現代美術館に連れってってもらって「ここで展示させてもらうように頼んでみたら」とご親切にご進言下さいました。そのまま別れて、翌日はミラノへ。)後日談:彼女のクラスは5月のはじめに既に作品を作り直し、現在乾燥させているらしい。郵送で個別に届けてくれる。楽しみだ。
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Date M/18Apr 4:00pm W/19Apr 5:30pm〜7:00pm
Name of School Muhlenau-Grundschule
Address Molsheimer Str. 7 in 14195 Berlin,Steglitz-Zehlendorf
Person To Contact Ms Petra brandstater
# of Participants 20 students
 
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担当者のぺトラのご主人はアメリカ人だと言うので、英語の達者なドイツの人達の中にあっても彼女の英語はアメリカンスタンダードだった。気さくなお姉さんと言う印象で、「何にもないけど、好きにしてね」と快く2日間彼女のアパートにも泊めて貰えた。彼女には申し訳なかったのだが彼女のクラスともう1つの学校がワークショップの時間を重ねてしまっており、どっちも両親参加の結構準備に時間を掛けているものになって居たので両者妥協をしてもらわないと行けない部分があった。その旨を受け入れてもらって私は別に疲れようがめまいがしようが「休まず止まらず頑張るから許して下さい」と、コミュニケーションの足りなさを誠意でカバーするつもりでガンガンに進めていってた。実際のワークショップでは彼女に殆ど一人でやってもらってしまった。写真も始め、彼女が撮ってくれたんだけど、一寸使うのに躊躇われて、もう一回取り直しをしてもらった。(私が撮影を担当)ぺトラのクラスの前にやっていた学校のディストリビューターの人に彼女のクラスまで送ってもらったのだがぺトラの学校に着くなり、「この学校は高級住宅地にある所で、子供達はストレスなんか感じないはずよ、うちの学校とは全然環境が違うの、わかる?」って言ってかえっていった。う??ん。察するにここは東京で言えば田園調布といったところか、クラスに入るとお菓子やジュースがふるまわれ、確かに和やかな雰囲気、校舎も古いが趣があってドイツだと、大体同じ作りの建物になっているのだが、ここは違ってこじゃれた庭に、周囲は明らかにお屋敷町といった風情だった。参加者の親の服装もなんか高級そうな服装だし、フレームに入れるものもやたらと大きくて高そうなものに見えてくる。「すいませんが、フレームには重いものは入れないで下さい」とお断りし、(あんまり重いと全体的な比重が心配になってくるから)ボンドや中に入れるもの等も豊富に振る舞われ、皆制約的なものを感じずにやっている。私は途中で参加した上に写真係だったので急いで各家族ごとを呼んで、並んで写真を撮るのにせわしなかった。ほとんどが協力的にワークショップも無事終了。ぺトラと帰りながら、一寸ため息。「やっと終わったね?」とい笑い合い、私にとってもドイツでの最後のワークショップだったので一安心。その晩は安心して沢山眠れた。ああ良かった。大満足。素晴らしい。後日談:最後の日には私をドロシアの家からイリチさんの居るイカロススクールに届けてくれました。(彼女もお昼ご飯を食べずに移動。すいません。本当にありがとうございます。)先生方の連携プレーに圧倒です。それまであった事のない人達が、互いの家の場所を伝えあい、連絡を取り合って動いて下さいました。凄い。ドイツの人は皆こうなんだろうか?多分、この後どこにいってもこんなに素晴しい連携プレーを見る事はないだろう。確信する程、ここの人達のコミュニケーションは素晴しい。
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